カリーヴルスト(Currywurst)とは、ソーセージにカレー粉とケチャップをかけた、ドイツのベルリンで親しまれている肉料理です。
カリーヴルストの概要
名前の由来:ソーセージにカレー粉をかけて作ることから
「カリー」はドイツ語でカレー + 「ヴルスト」はドイツ語で「ソーセージ」
カリーヴルストは、ベルリンを始めドイツ西部で親しまれているカレー粉とソーセージを使った肉料理です。ボイルソーセージなどの燻製していないソーセージを焼いた後カットし、特製のカレー風味トマトソースがかかっています。一般的にはフライドポテトやパン(ブレートヒェン)と一緒に提供されるのが一般的です。
ベルリンで食べられているカリーヴルストには主に2種類あり、皮付きと皮なしの2つソーセージどちらかが使われます。政府当局によって、カリーヴルストとして使用されるソーセージは「細挽きで塩漬けされておらず、燻製されていない中程度の品質の焼きソーセージで、最大で5%までの添加水分が認められる。」と定められているため、他のソーセージを使ってしまうと厳密には「カリーヴルスト」とは呼べないと言われています。
カリーヴルストの歴史

次にカリーヴルストの起源に迫ってみましょう。
カリーヴルストの起源は、1949年に遡ります。第二次世界大戦後の米国と英国による占領時代、ベルリンのとあるスナックバーのオーナーであるヘルタ・ホイワーが、酒を渡した見返りとして、ドイツに駐留していたイギリス兵からケチャップとカレー粉を入手したことがカリーヴルストの起源となりました。
彼女は自宅のキッチンでこれらの材料を他のスパイスと混ぜ、焼いたポークソーセージにかけて食べてました。その料理が美味しかったため、ホイワーはそれをチリとケチャップを掛け合わせた造語で「チルップ」と名付け、1959年にはレシピを完成させました。
ホイワーがシャルロッテンブルクの屋台で「カリーヴルスト」としてこの料理を売り始めると、壊滅した街を再建する建設作業員の間でたちまち人気となりました。それ以来、この料理はドイツ全土で定番のファストフードとなり、ドイツ人、主にベルリン人は毎年8億食以上を消費していると言われています。
カリーヴルストの主な材料
カリーヴルストの主な材料は以下の通りです。
カリーヴルストのレシピ
以下はドイツのサイトで紹介されていた、カリーヴルストのレシピです。
①みじん切りにした小玉ねぎ1/2個をオリーブオイル適量で透明になるまで炒めます。トマトペースト適量を少し加えて、少量の水で煮詰めます。
②ケチャップ大さじ6、バルサミコ酢大さじ3、蜂蜜大さじ2を加えて弱火でゆっくり煮ます。酢は急速に蒸発してはいけません。次に醤油ひとまわしとカレー粉大さじ2、少量のチリパウダーを加えます。
③よく混ぜ必要に応じて水を少し追加します。ソーセージを別途適量焼き、ソースをかけて完成。
参照記事:Currysauce für Currywurst
カリーヴルストのバリエーション
以下はドイツのカリーヴルストのバリエーションです。
タクシーテラー(Taxi Teller)
フライドポテトにカレーソーセージ、シャシリクソース、マヨネーズ、ジャイロミート、ザツィキを添えた中東の味を加えた一皿。
フォルクスワーゲン・カリーヴルスト(Volkswagen currywurst)
フォルクスワーゲンの工場の一つには社員食堂用で提供するカリーヴルストの生産施設が併設されており、カレー粉をまぶすのではなく、複数のスパイスと共に肉に練り込まれている。
以下は地域ごとのバリエーションです。
マンタプラッテ(Manta-Platte)
ルール地方で主に食べられるカリーヴルスト。ボイルソーセージの代わりにブラートヴルストが使われ、フライドポテト、ケチャップ、マヨネーズが添えられる。
カリーヴルストに似た他国の料理
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同名の別料理
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カリーヴルストの豆知識
ドイツ・カリーヴルスト博物館
ドイツの首都ベルリンには2018年まで、「ドイツ・カリーヴルスト博物館(Deutsches Currywurst Museum)」がありました。博物館の設立者であるマーティン・レーウェル氏は、ジャマイカのヤムイモ博物館を訪れた際に着想を得て、ドイツの代表的な食文化であるカリーヴルストに特化した博物館の設立。 館内には屋台のカリーヴルストの魅力と軽食文化の紹介、スパイスルーム、カリーヴルストの発明者とされるヘルタ・ホイアー氏の展示などが行われていました。
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