コシーニャ(Coxinha)とは、味付けした鶏肉や芋などを使った、ブラジルで親しまれている揚げ料理です。
コシーニャの概要
名前の由来:小さなモモ肉
「コシャ」はポルトガル語でもも肉 + 「-ニャ」はポルトガル語で「小さな」
コシーニャは、ブラジルで親しまれている鶏肉を包んでコロッケのように揚げたスナックです。鶏のモモに似せた涙型の見た目が特徴で、中にはほぐした鶏肉やチーズなどが入っています。外はカリッと中はジューシーな食感で、パーティーや軽食として人気があり、全国的に親しまれています。
コシーニャの歴史

次にコシーニャの起源に迫ってみましょう。
コシーニャの起源は、様々な説がありますが、最も有名なものは1920年代にサンパウロの工場で誕生したという説です。安くて腹持ちの良い食べ物が求められた時代、ある人が「鶏肉をほぐして、安価なじゃがいもで作った生地で包み、油で揚げる」アイデアを考案しました。それが「鶏のもも肉(コシーニャ)」の形に似ていたためこの名前がつけられ、すぐにブラジル全土に広まりました。工場で働いていたイタリア人がイタリア料理「アランチーニ」に似せてアレンジしたという説もありますが、このアイデアを思いついた人物は未だに謎のままです。
また、別の説では、ブラジル帝政時代の19世紀後半、鶏のモモしか食べないイザベル王女の子供ために、料理人が鶏全体をミンチにして「もも肉風」に加工して生まれたという伝説もあります。これを王女が気に入り、リオ・デ・ジャネイロへ持ち帰り全国に広まったという話ですが、実際は歴史的な裏付けがなく、神話の可能性が高いとされています。
そして、最も有力とされる説はフランス料理の「クロケット」に由来して生まれたというものです。19世紀のフランスの有名シェフであるアントナン・カレームの著書に「クロケット・ド・プーレ(鶏肉のクロケット)」が記載されており、これが洋ナシ型に成形する点などを含め、コシーニャと酷似しています。これがブラジルでは労働者階級の手軽な食として再構築され、広まったとされています。
コシーニャの主な材料
コシーニャの主な材料は以下の通りです。
コシーニャのレシピ
以下はブラジルのサイトで紹介されていた、最も簡単な具無しコシーニャのレシピです。
①水2カップ、牛乳1カップ、マーガリン大さじ1、チキンブイヨンキューブ1個、塩少々を鍋に入れ、沸騰するまでかき混ぜ、火を弱めて小麦3カップを一度に加えます。
②滑らかで均一な生地になるまでかき混ぜ、涙型に成形したら水につけ、パン粉をまぶして、油で揚げ、完成。
参照記事:Massa de coxinha fácil da Andriele
コシーニャのバリエーション
以下はブラジルのコシーニャのバリエーションです。
コシーニャ・デ・フランゴ(Coxinha de frango)
一番スタンダードなコシーニャ。煮てほぐし、スパイスやソースで味付けされた鶏肉が包まれており、どこのお店でも大体売られている。
コシーニャ・ミネイラ(Coxinha mineira)
具にトウモロコシが含まれているコシーニャ。ミナスジェライス州の特産品がトウモロコシであることからこの名前がつけられた。
コシーニャ・デ・ケージョ(Coxinha de queijo)
具にチーズが含まれているコシーニャ。バリエーションの中でも人気があるもののひとつで、多くのお店で売られている。
コシーニャ・クリーム(Coxinha creme)
ジャガイモやキャッサバと一緒にクリームが包まれているコシーニャ。芋の層の中にクリームがくるまれている。
コシーニャ・デ・ペルニル(Coxinha de pernil)
人気のあるコシーニャ。煮てほぐし、スパイスやソースで味付けされた豚肉が包まれており、ボリュームもある一品。
以下は地域ごとのバリエーションです。
COMING SOOn
コシーニャに似た他国の料理
COMING SOON
同名の別料理
コシーニャ・デ・モランゴ(Coxinha de morango)
見た目をコシーニャに似せて作られる、チョコレートでいちごを包んだデザート。周りはチョコレートスプレーなどで飾られる。
コシーニャの豆知識
コシーニャと俗語
サンパウロを中心に、「コシーニャ(coxinha)」という言葉は侮辱的な意味でも使われるようになりました。現在では、派手ながらも退屈なライフスタイルを送り、保守的な政治的意見を持つ人々、または警察官を指す俗語として使われています。
コシーニャを試すなら
コシーニャは楽天・Amazonでコシーニャが売られており、気軽に試してみることができます。
また、日本にあるブラジル料理屋さんでもコシーニャを食べることが可能です!




