コットゥとは?歴史・レシピ・豆知識を徹底解説!

コットゥとは アジア料理

コットゥ(කොත්තු)とは、細かく刻んだロティをカレーや具材と混ぜて焼いた、スリランカで親しまれている炒め料理です。

コットゥの概要

名前の由来:生地を刻んで作ることから
「コットゥ」はタミル語とシンハラ語で刻む

コットゥは、スリランカやインド南部で親しまれている細かく刻んだロティを使った炒め料理です。ロティを使うことから「コットゥ・ロティ」とも言われ、玉ねぎや唐辛子と一緒に、スクランブルエッグ、肉や魚のカレー、シーフードを千切りにしたロティと炒めて作られます。スリランカで一般的に食べられている、クレープのように薄くて柔らかいゴーダンバロティが使われ、稀にパラタが使用されることもあります。

熱したフライパンや鉄板で野菜と玉ねぎを炒め、具材を加えた後、切ったロティを加えて混ぜ合わされます。このときヘラで繰り返し叩いて刻みながら混ぜられますが、独特のリズミカルな音は遠くから聞こえるほどで、コットゥを作る姿はスリランカの名物のひとつとなっています。

コットゥの歴史

コットゥ

次にコットゥの起源に迫ってみましょう。

コットゥの起源に関しては様々な説がありますが、一説では1960年代から1970年代にかけてスリランカの東部にあるバッティカロア県やトリンコマリー県で生まれたとも言われています。社会経済的に階級の低い人々が安く食べるためのストリートフードとして生まれたコットゥですが、今やスリランカを代表する料理の一つとなりました。

伝統的に、コットゥには1日前に焼かれた古くなったゴーダンバ・ロティが再利用されますが、これはパン屋が廃棄したパンを、下層階級の人々が美味しく食べるために活用していた名残ではないかと考えられます。

スリランカでは仏教徒やイスラム教徒、ヒンドゥー教徒など様々な宗教が信仰されていますが、食の制限に合わせて具材を調節できるのも、コットゥが広がった理由の一つです。

参照記事:History of Koththu

コットゥの主な材料

コットゥの主な材料は以下の通りです。

コットゥ
  • ロティ:ゴーダンバロティやパラタ
  • カレー:牛肉、鶏肉、シーフードなど
  • 具材:玉ねぎ、にんじん、卵など

コットゥのレシピ

以下はスリランカのサイトで紹介されていた、コットゥのレシピです。

①中華鍋に油を熱し、みじん切りにした生姜小さじ1、ニンニク小さじ1、ネギの輪切りの白い部分7.5cm分を加えます。チキンカレー1カップを用意し、カレーから鶏肉4個を取り出し中華鍋に加えます。

②中華鍋のヘラを使って鶏肉を砕き、残りの材料と混ぜながら鶏肉が少し茶色くなるまで焼きます。全てを脇に寄せ中華鍋の真ん中に卵を割り入れ、数秒間炒めてスクランブルエッグを作ります。

③卵にほぼ火が通ったら、中華鍋の残りの材料と混ぜます。みじん切りにした玉ねぎ大さじ2とスライスした唐辛子2つ分を加えて混ぜます。

④全てを脇に寄せて千切りにした人参1/2カップを加え、少し炒めます。全体を混ぜ合わせたら塩と胡椒で味を調え、四角く刻んだロティ2枚分とネギの緑の部分のスライス1/2カップを加え強火で約1分間混ぜます。

⑤チキンカレーのソース1カップを加え、火を弱めて全体を混ぜながら、中華鍋のヘラでロティと野菜を砕きます。全体が混ぜ合わさったら完成。

参照記事:Sri Lankan Chicken kottu

コットゥのバリエーション

以下はスリランカのコットゥのバリエーションです。

ジャックフルーツジャック・コットゥ(කොස් කොත්තු)
ゴーダンバロティの代わりにジャックフルーツが使われているコットゥ。小麦が使われておらず、ヘルシーなチョイスとして人気。

牛肉ビーフ・コットゥ(බීෆ් කොත්තු)
コットゥの具材を牛肉にしたもの。基本的にチキンカレーが使われる。

エメンタールチーズ・コットゥ(චීස් කොත්තු)
鶏肉や牛肉、シーフードで作ったコットゥにチーズを加えたもの。今どきのアレンジで外国人にも人気のコットゥ。

野菜ベジ・コットゥ(එළවළු කොත්තු)
コットゥの具材をにんじんやタマネギ、キャベツ、ピーマンなど野菜のみにしたもの。カレーはグレービーのみが使われる。

白い卵エッグ・コットゥ(බිත්තර කොත්තු)
コットゥの具材を卵にしたもの。カレーのグレービーが使われ、卵はスクランブルエッグ状で入っていることが多い。

マレーシア国旗チキン・コットゥ(කුකුල් මස් කොත්තු)
コットゥの具材を鶏肉にしたもの。基本的にチキンカレーが使われる。

イルカドルフィン・コットゥ(ඩොල්පින් කොත්තු)
ゴーダンバロティの代わりにパロタが使われているコットゥ。通常より大きなフライパンで作られ、フライパンを振ってロティが舞い上がる様子が水から飛び出すイルカに似ていることが由来。

ハバネロナイミリス・コットゥ(නයි මිරිස් කොත්තු)
カプシクム・キネンセ種の、ハバネロに似た激辛唐辛子「ナイ・ミリス」を使ったコットゥ。辛いもの好きに人気があり、レストランで見かけることもある。

中華麵ヌードルズ・コットゥ(නූඩ්ල්ස් කොත්තු)
ゴーダンバロティの代わりに細めや太めの中華麺を使ったコットゥ。ロティと同じく麺も細かく切り刻まれながら作られる。

ビーフンストリングホッパー・コットゥ(ඉදි ආප්ප කොත්තු)
ゴーダンバロティの代わりに、日本のビーフンに似た米粉で作られた麺「ストリングホッパー」を使ったコットゥ。ロティと同じく麺も細かく切り刻まれながら作られる。

食パンパンコットゥ(පාන් කොත්තු)
ゴーダンバロティの代わりに、小さく切ったパンを使ったコットゥ。レストランではあまり見かけない、古くなったパンを再利用するための家庭の知恵。

以下は地域ごとのバリエーションです。

COMING SOON

コットゥに似た他国の料理

インド国旗画像コットゥ・イドゥリー(கொத்து இட்லி)
スリランカに近いタミル・ナードゥ州の南部で特に食べられているコットゥ。米粉を蒸して作られるイドゥリーを細かく刻んで作られる。

同名の別料理

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コットゥの豆知識

COMING SOON

コットゥを試すなら

コットゥは楽天・Amazonで売られていないため、自身で作る必要があります。

ただ、日本にあるスリランカ料理屋さんでもコットゥを食べることが可能です!

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