バーレーン料理とは、アラビア料理を基盤にしつつ多様な文化から影響を受けた料理が特徴です。
バーレーンについて
バーレーン料理の概要

バーレーン料理は、アラビア料理を基盤にしつつ、インド、イラン、東南アジアなどの多様な文化から影響を受けた料理が特徴です。バーレーンは古くから貿易港として栄えており、その立地から多くの異文化が交じり合いました。このため、料理には豊富なスパイスや異国の食材が使われることが多く、様々な風味のバランスが取れた料理が発展しました。
また、小さな島国で国土が狭いため食料自給率は低く食料の多くを外国から輸入していることから、輸入の必要がある肉類だけでなく、ペルシア湾で採れる魚やエビを中心とした新鮮な魚介類を使った料理が多く食べられています。魚介類は干物や焼き魚、煮込み料理などに使われ、ハタ、アイゴ、サバなどが人気です。
また多くの料理では、香り高いスパイスやハーブが使われており、これが料理の特徴の一つとなっています。クミン、カルダモン、シナモン、クローブなどが料理に加えられ、ナッツやドライフルーツもよく使われているため、甘みと塩味が絶妙に組み合わさった料理が印象的です。
パンと違ってオーブンや特別な器具を必要とせず調理も簡単なことから、米が広く受け入れられたこともバーレーン料理の特徴で、米料理の人気が他の中東地域と比較しても高いです。
バーレーン料理の地域性
バーレーン料理の地域性は顕著には見られません。
その理由として、バーレーンは非常に小さな島国であり、地理的な広がりが限られていることがあげられます。また、国土が狭くアラビア砂漠が広がる土地もある影響で食料自給率は低く、食料の多くを外国から輸入しているため、国内での食材や料理のバリエーションに大きな差異がないことも一因です。
【全27品】バーレーン料理の一覧
バーレーンで食べられている、バーレーン料理の一覧です。
バーレーン全土
豆類と肉、ハーブから作られる濃厚な具だくさんのスープ。ペルシャ発祥の料理で、独特の風味がある。
肉とパンをスープに浸し、レモンやタマネギを添えて食べる肉料理。もともとイラクの料理だが、バーレーンでも知られている人気料理で、朝早くに食べられることが多い。
スパイスや調味料、黒レモンで味付けした小さな肉片を串に刺した肉料理。ルッコラ、玉ねぎ、レモン、パンと共に提供される、バーレーン料理で最も特徴的な料理の一つ。
特別な種類のカニをスパイスと一緒に鍋で調理した海鮮料理。ご飯が添えられて一緒に食べることが多い。
ジャガイモ、トマト、オクラ、カボチャなどの様々な野菜に、鶏肉などの肉や魚、エビなどを加えて作る濃厚な煮込み料理。米と一緒に食べられる。
そら豆にオリーブオイル、クミン、ハーブ、スパイスなどを加えた煮込み料理。
ジャガイモ、トマトなどの様々な野菜と鶏肉などの肉や海鮮などを加えて作るサローナに、細かく切ったラカクパンなどのパンを加えた煮込み料理。
薄い皮の中に野菜、チーズ、ジャガイモなどを詰めて、三角形に成形した生地を揚げて作られる揚げ料理。単独で食べたり、チャパティと一緒に食べられる。
肉を入れず小麦粉と野菜、豆から作られたパティを油で焼き上げた焼き料理。ものによってはエビが混ざることもあり、バーレーンで最も人気のある軽食の一つ。
近年登場した、ハーブと一緒に炊いた緑がかったご飯が特徴の米料理。細かくした鶏肉を混ぜ、特別な種類のバターが加えられる。
子羊に米、ゆで卵、タマネギ、香辛料などを詰めて焼いた、バーレーンで最も人気のある米料理。お祝いごとなどで食べられることも多い。
米にクローブやシナモンスティック、塩などを入れて炊いた米料理。通常は揚げた魚やグリルした魚に添えて提供される。
インドのビリヤニをアレンジしたもので、インド風の米にバーレーンのスパイスミックスを加えた米料理。唐辛子が入っていないことも多い。
鶏肉、肉、魚、エビと米を一緒に炊いた米料理。鍋の底にトマトやジャガイモ、ナスなどの野菜を入れて作られることが特徴。
肉や魚、エビなどと、ギーやスパイス、ナッツをバスマティライスと一緒に炊き込む米料理。乾燥ライムと黒胡椒が使われる点が特徴。
クウェートでも食べられている、緑レンズ豆とご飯を一緒に炊いた伝統的な米料理。小さな干しエビが加えられることもある。
デーツや砂糖を加えた甘い味の米料理。常に揚げた魚が添えられて提供される料理で、アイゴなどの魚が使われることが多い。
細めの長いパスタ「ヴェルミチェッリ」をカルダモン、サフラン、砂糖で調理し、上に卵の薄いオムレツをのせたバーレーンで人気の朝食。
粗く挽いて茹でた小麦を、肉と一緒に円錐形の特別な鍋を使って調理したお粥。通常はシナモンシュガーをトッピングして食べられる。
米や野菜 トマトと鶏肉などを様々なスパイスで煮込んだお粥。ハリースと似ているが、ハリースとは異なり、特別な道具が使用されない。
タワ(火の上に置いた鉄の塊)の上に、小麦粉や塩、砂糖で作った生地を置き焼き上げた薄いパン。バーレーンのパンの中で有名なもののひとつ。
小麦粉や油、カルダモン、サフランなどを混ぜて作られるデザート。特にイードの期間中は朝食として食べられる伝統的な料理。
米粉、 小麦粉 、砂糖、卵、水を混ぜてペースト状にし、沸騰した油に入れて揚げ、作られるデザート。通常は朝食時に紅茶またはコーヒーと一緒に出される。
小麦粉、バター、粉砂糖、カルダモンから作られたもろい食感のクッキー。通常はアラビアコーヒーと一緒に出される。
卵、イースト菌を入れた小麦粉、牛乳で作った生地を油で揚げたデザート。砂糖、レモン、サフランで作ったシロップに浸される。
バーレーンを代表する、最も人気の高いデザート。コーンスターチとサフラン、様々なナッツ類を使用して作られるゼリーのようなハルヴァ。
発酵させて揚げた生地のボールを、砂糖、レモン、サフランで作ったシロップや蜂蜜に浸し、シナモンなどの材料をまぶしたデザート。
【全2種】バーレーンの飲料一覧
バーレーンでよく飲まれる飲み物の一覧です。
ラマダン中に人気の飲み物。風味の強い乾燥アプリコットを砂糖と一緒に煮詰め、オリーブオイルに浸した木製の濾し器で濾して作られる。
ダッラと呼ばれるコーヒーポットに注がれた後小さなカップに入れて供される、バーレーンスタイルのコーヒー。他の国よりも軽くて繊細な風味であることが特徴。
【全2種】代表的なバーレーン料理の食材一覧
バーレーン料理によく用いられる食材の一覧です。
イラン南部発祥の、発酵させた塩漬けのアンチョビから作られる魚醤の一種。イラン南部発祥料で、フェンネルシードやクミンシードなどのスパイスが用いられる。
甘くてスパイシーな香りが特徴のショウガ科の香辛料。香りが料理に深みを与えるため、カレーやお菓子、コーヒーに加えることが多い。
【2025年4月最新版】日本国内のバーレーン料理レストラン
日本にバーレーン料理レストランはありません。(2025年4月現在)
もし「バーレーン料理レストラン知ってます!」「バーレーン料理を提供しています!」という方がいたら、サイト問い合わせフォームよりお知らせ下さい。
参考文献
書籍
・
WEB
・「Traditional Food in Bahrain」, MISTI , https://misti.mit.edu/bahrain-food, (参照 2025-04-17)



