パッタイとは?歴史・レシピ・豆知識まで徹底解説

パッタイとは アジア料理

パッタイ(ผัดไทย)とは、米粉の麺を肉や海鮮、野菜などと一緒に炒めた、タイで親しまれている麺料理です。

パッタイの概要

名前の由来:タイ炒め
「パッ」はタイ語で炒める + 「タイ」はタイ語でタイ

パッタイは、タイで食べられている米の麺をエビや鶏肉、卵、豆腐、もやしなどと一緒に炒めた麺料理です。甘酸っぱいタマリンドソースとナンプラーで味付けし、ピーナッツやライムを添えて食べることが一般的です。

太い米麺のクイティアオが使われていることから、元々は「クイティアオ・パッタイ」と呼ばれていましたが、今では省略されてパッタイと呼ばれています。タイ全土に普及していますが、主にタイの中央部で食べられています。

2011年、CNN Goの読者投票で「世界で最も美味しい料理50選」の5位にランクインするなど、世界的にもよく知られており、まさにタイ料理を代表する料理と言えます。

パッタイの歴史

パッタイ

次にパッタイの起源に迫ってみましょう。

パッタイの起源は、20世紀半ばに遡ります。麺と「炒める」という技術自体は、2-3世紀前から中国人移民とともにタイに伝わっており、元々は「クイティアオ・パッ」(炒め麺)と呼ばれていました。しかし、第二次世界大戦中に当時のピブーンソンクラーム首相は、戦争と洪水の影響で国内の米消費を減らすため麺類の消費を促進した際、国を近代化する過程で国民食を作ろうと考えました。

そこで彼がスポットライトをあてた食べ物こそがパッタイでした。干しエビや豆腐、ライム、ガーリックの葉、バナナの花、もやしなど、タイで簡単に手に入る食材を使い、名前も「クイティアオ・パッタイ」と呼ぶようになりました。

一説では、パッタイはタイで最初に標準化されたレシピだと考えられてていますが、これはこのような国家的戦略が関わっていたからということですね。

パッタイの主な材料

パッタイの主な材料は以下の通りです。

パッタイ
  • 米麺:クイティアオ(通常は細めの米麺センレックが使われる)
  • 具材:海老、卵、もやし、豆腐
  • トッピング:干しエビ、ピーナッツ、ライム
  • 調味料:タマリンドソース、ナンプラー

パッタイのレシピ

以下はタイのサイトで紹介されていた、パッタイのレシピです。

①ココナッツシュガー200g、ナンプラー200ml、タマリンドジュース200mlを鍋に入れて溶けるまで煮詰め、冷ましておきます。

②フライパンに油適量を熱し、エビペースト大さじ1、ニラ30g、チャイポー大さじ1、ダイスカットした豆腐大さじ3を入れて香りが立つまで炒めます。

③その後、エビ8匹を加えて炒め、エビが完全に火が通ったら水に浸しておいたパッタイの麺150gを入れ、麺が柔らかくなるまで炒めます。次に、ソースを加えて、全体がよく混ざるように炒めます。

④麺とソースがよく絡んだら、もやしとニラ適量を加え、アヒルの卵2個を割り入れます。卵が少し固まったら、全てをよく混ぜ合わせます。

④器に盛り付け、砕いたピーナッツ、グラニュー糖、粗びき唐辛子、ライムを添えて完成。

参照記事:วิธีทำ “ผัดไทยกุ้งสด” เมนูอาหารจานเดียวสูตรเด็ด พร้อมสูตรซอสผัดไทย! อ่านต่อได้ที่

パッタイのバリエーション

以下はタイのパッタイのバリエーションです。

きしめんセンヤイ・パッタイ(เส้นใหญ่ผัดไทย)
きしめんのような幅が1~ 2cmある太麺のセンヤイを使ったパッタイ。通常のパッタイよりもさらにモチモチとした食感が楽しめる。

センミー・パッタイ(เส้นหมี่ผัดไทย)
0.5mm幅程の米麺の中で最も細い麺でセンミーを使ったパッタイ。春雨のような麺だが米麵のため、細くても歯ごたえがある。

バミー・パッタイ(บะหมี่ผัดไทย)
小麦粉が原料の中華麺であるバミーを使ったパッタイ。他の麵と違って小麦麺なので、歯ごたえや食感が大きく異なる。

白い卵パッタイ・ホウカイ(ผัดไทยห่อไข่)
バンコクにあるパッタイ専門店「ティップサマイ」発祥の、薄焼き卵で麺とその他の具材を包んだパッタイ。屋台ではなくレストランなどで見かけることが多い。

春雨パッタイ・ウンセン(วุ้นเส้นผัดไทย)
じゃがいもや緑豆などのでんぷんを原料として作られる春雨を使ったパッタイ。米麵よりもヘルシーだと考えられており、健康志向の人に人気がある。

以下は地域ごとのバリエーションです。

チャンタブリー県パッタイ・センチャン(ผัดไทยเส้นจันท์)
チャンタブリー県の特産品である、独特の強いコシを持つ米麺センチャンを使ったパッタイ。センレックよりも歯ごたえがあり、モチモチと柔らかい食感が人気。

パッタイに似た他国の料理

マレーシア国旗チャークイティオ(Char kway teow)
特にペナン島で人気の高いストリートフードで、醤油やにんにく、唐辛子を加えて炒められた米麵の料理。エビ、鶏肉、豚肉、卵、豆腐、もやしなどが使用される。

ベトナム国旗フォー・サオ(Phở xào)
ベトナムの米麵であるフォーを野菜や牛肉と一緒に炒めた料理。牛肉と一緒に炒めた「フォー・サオ・ボー」など、いくつかバリエーションもある。

パッタイの豆知識

パッタイ好きは見たい?映画『Pad Thai Story』
2004年にタイで公開された恋愛コメディ映画『Pad Thai Story』。美しい料理人であるタイ人女性ペッチャラが、彼女の作るパッタイを100日間連続で食べ続けた人と結婚すると宣言したことから始まるとんでもストーリーが展開されます。パッタイを中心に展開されるユーモラスで心温まるストーリーを通して、タイ人のパッタイに対する想いも知れる映画です。

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また、日本にあるタイ料理屋さんでもパッタイを食べることが可能です!

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