ラボ・デ・トロ(Rabo de toro)とは、雄牛の尻尾を煮込んだ、スペインのアンダルシア地方で親しまれている肉料理の一種です。
ラボ・デ・トロの概要
名前の由来:雄牛の尾を煮込んだ料理であることから
「ラボ」はスペイン語で尾 + 「デ・トロ」はスペイン語で「雄牛の」
ラボ・デ・トロは、スペインのアンダルシア地方、特にコルドバで食べられている雄牛のテールを煮込んだ肉料理の1種です。牛テールをトマトや玉ねぎ、にんじん、にんにくなどの野菜とハーブやスパイスを加えて煮込み、ホロホロに仕上げる煮込み料理です。長時間かけてじっくり煮込むため肉はとても柔らかく、ソースは濃厚でとろみがある状態になります。
現在ではアンダルシア料理の一つとして知られており、特に発祥の地コルドバでは名物料理として多くのレストランなどで提供されています。
ラボ・デ・トロの歴史

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次にラボ・デ・トロの起源に迫ってみましょう。
ラボ・デ・トロの起源は、古代ローマ時代に遡ります。1世紀の美食家で『アピキウス』という本を記したマルクス・ガビウス・アピシウスが、その著作の中でこの料理の先駆けともいえる「オスティア風シチュー」について言及しています。今のラボ・デ・トロとは少々異なる料理ですが、原型はこの頃から形作られていたことが示されています。
そして、このラボ・デ・トロがコルドバの家庭で調理され始めたのは19世紀末のことです。当時コルドバは闘牛が盛んな地としても知られており、19世紀は有名な闘牛士たちが活躍した時代でもありました。コルドバの貧民たちはロス・テハレス闘牛場の裏口で闘牛が終わるのを待ち、闘牛士が殺した牛の尾や耳、内臓などを食料としてもらっていました。より高級なロースやヒレ肉、脚などの部位は、事業主や裕福な肉屋に渡されていたため、貧しい人々は本来なら捨てる部位しか手に入れることができなかったのです。
当時のコルドバの女性たちは、この限られた部位を使って一家全員を養う工夫をする必要がありました。実際はわずか2〜3頭分の牛の尾で、およそ30人分の食事を作らなければいけなかったと言われています。そこで生み出されたのが、野菜を加えてボリュームを出し、かつ美味しく食べられるこのシチュー「ラボ・デ・トロ」でした。
ラボ・デ・トロの主な材料
ラボ・デ・トロの主な材料は以下の通りです。
ラボ・デ・トロのレシピ
以下はスペインのサイトで紹介されていた、ラボ・デ・トロのレシピです。
①オリーブオイル100mlで半分に切ったニンニク1個、大きめに切った玉ねぎ1㎏とニンジン500gを炒めます。次に牛テール2kgを加え、塩少々とコショウ5gで味付けして炒めます。
②クローブ2個とスイートパプリカパウダー5g、ローレル2枚を加え、赤ワイン1Lを加えて10分間煮こみます。
③その後具材が隠れるくらいまで水を注ぎ、時々かき混ぜながらテールが柔らかくなるまで3時間煮ます。スペインのトマトソースであるトマテ・フリト500gを加えて更に30分煮込み、完成。
参照記事:El origen del Rabo de Toro
ラボ・デ・トロのバリエーション
以下はスペインのラボ・デ・トロのバリエーションです。
フライドポテト付きラボ・デ・トロ(Rabo de Toro con Patatas Fritas)
バルやレストランなどではラボ・デ・トロにフライドポテトを付けて提供されることが多い。角切りのポテトやスタンダードなポテト、どちらかが添えられる。
チョコレート入りラボ・デ・トロ(Rabo de Toro con Chocolate)
近年生まれたアレンジで市民権を得つつある、ダークチョコレート入りのラボ・デ・トロ。チョコレートを入れることでコクや苦み、甘みが加えられる。
以下は地域ごとのバリエーションです。
COMING SOON
ラボ・デ・トロの豆知識
COMING SOON
ラボ・デ・トロを試すなら
ラボ・デ・トロは楽天・Amazonで売られていないため、自分で作る必要がありそうです。
もしかしたら、日本各地にあるスペイン料理屋さんで食べることが可能かも!?



