雲南料理とは、中国の雲南省を中心に食べられている、少数民族の料理を組み合わせた海の珍味や野菜を使った料理が特徴です。
雲南省について
雲南料理の概要

雲南料理は、中国南西部に位置する雲南省の豊かな自然と多民族文化を背景に発展した、非常に多彩で個性的な料理体系です。雲南省は、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムと国境を接し、さらに少数民族が多く住む土地柄から、周辺国や各民族の食文化が交じり合い、独自の食の世界を築き上げています。
雲南料理の最大の特徴は「新鮮な素材」を活かすことにあります。特に野生のキノコ類は有名で、世界でも有数の種類と質を誇ります。雨季になると市場には色とりどりのキノコが並び、炒め物、スープ、鍋料理などに幅広く使われます。また、野菜、山菜、ハーブ、川魚や昆虫など、自然から得られる食材をふんだんに取り入れているのも特徴です。
味付けは「酸味・辛味・香り」が際立ち、発酵食品も多用されます。例えば、酸菜や発酵豆腐などが料理に深みを加えます。唐辛子も多く使われますが、四川料理ほど重くはなく、爽やかな辛さと香りが特徴です。さらにミントや香菜などのハーブが料理によく登場し、清涼感をもたらします。
また、少数民族ごとの郷土料理も見逃せません。例えば、イ族は燻製料理に長け、白族は魚料理や乳製品を得意とします。ハニ族やタイ族に至っては、酸味をきかせたサラダや蒸し料理が特徴です。これらの料理は、都市部のレストランでも提供されていますが、本来は各民族の集落で代々受け継がれてきた家庭の味です。
さらに、雲南料理には薬膳的な考えも深く根付いています。標高が高く気温差の激しい地域が多いため、体を温める食材や、免疫力を高める薬草を使ったスープなどが発達しました。滋養強壮を目的とした料理も多く、体調や季節に応じた食文化が根付いています。
雲南料理の地域性
雲南料理の地域性は主に三つに分けられます。
雲南北部料理
四川料理の影響を強く受けていますが、味は四川料理ほど濃厚ではなく、より軽く伝統的な料理が中心となっています。
雲南南部料理
主に玉渓、紅河ハニ族イ族自治州、文山チワン族ミャオ族自治州などの料理が中心となっています。
雲南西部/南西部料理
少数民族が多く住んでいるので、料理も主に少数民族の料理が中心となっています。
【全1品】雲南料理の一覧
雲南省で食べられている、雲南料理の一覧です。
雲南南部料理
(汽锅鸡)
「汽鍋」と呼ばれる真ん中に小さな穴が開いた独特の陶器鍋に、鶏肉やクコの実、高麗人参などを入れ、蒸気で数時間蒸して作られる料理。
【全1種】雲南省の飲料一覧
雲南省でよく飲まれる飲み物の一覧です。
中国茶(中国茶)
主に緑茶・青茶・紅茶・白茶・黄茶・黒茶の6大分類に分けられる、世界最古の茶文化を持つ飲料。地域ごとに風味が異なり、世界的な評価も高い。
【全1種】代表的な雲南料理の食材一覧
雲南料理によく用いられる食材の一覧です。
唐辛子
熱帯地域を原産とする果実で、主に料理に辛味を加えるために使われる。辛味成分のカプサイシンが特徴で、食欲を刺激し代謝を促進する効果がある。
【2025年4月最新版】日本国内の雲南料理レストラン
日本にも雲南料理レストランは10軒あります。(2025年4月現在)
下のマップを保存して、是非雲南料理店の制覇を狙ってみてください!
関東
中部
関西
参考文献
書籍
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