フィンランド料理とは、自然の恵みをシンプルに調理しヘルシーに味わう料理が特徴ですが、実は更に深堀りすると主に四つの地域ごとに独自の味があるのをご存知でしょうか。

フィンランド北部の郷土料理一覧(全16皿&1杯)
ラッピ県:フィンランド最北の県で、面積最大の県。
カイヌー県:フィンランド最大の湖の一つであるオウル湖がある。
北ポフヤンマー県:ロシアのカレリア共和国と接している。
北極圏という厳しい環境に自生する野生の恵みを使用した料理が多いです。極寒の気候に適した保存食や肉料理が中心で、トナカイやヘラジカ、クマなどのジビエが豊富です。
クイヴァリハケイット(Kuivalihakeitto)
ラッピ県の名物料理で、乾燥トナカイ肉を使ったスープ。具材は肉と大麦、ジャガイモのみで非常にシンプルな料理。
コパラケイット(koparakeitto)
ラッピ県の名物料理で、トナカイの足を煮込んだスープ。蹄や毛がついたまま煮込まれることが多く、軟骨やわずかな肉が食べられる。
スュルッティ(Kainuulainen kalakeitto)
カイヌー県の名物料理で、オウル湖で採れる魚を使った、ライ麦粉でとろみをつけたスープ。ジャガイモやサーモン、玉ねぎなどが使われている。
ポットゥマイト(Pottumaito)
北部の定番料理で、ジャガイモと玉ねぎ、牛乳やクリームなどで作られるスープ。直訳で「ジャガイモミルク」という名前だが、「ポットゥ」は方言でジャガイモを意味する。
ムイックケイット(Muikkukeitto)
カイヌー県の名物料理で、ライ麦粉でとろみをつけたモトコクチマスのスープ。モトコクチマスはフィンランド語で「ムイック」と呼ばれ、人気がある魚のひとつ。
ポロンカリスティス(Poronkäristys)
ラッピ県の名物料理で、トナカイの肉をソテーした肉料理。伝統的にマッシュポテトとリンゴンベリーピューレ、クランベリーと一緒に提供される。
ロイムカラ(Loimukala)
ラッピ県の名物料理で、サーモン、ニジマス、白身魚などの魚をキャンプファイヤーや直火の火で弱火調理した魚料理。ポテトを添えて食べることが多い。
ロシポットゥ(Rössypottu)
北ポフヤンマー県の中心であるオウルの名物料理で、トナカイや豚の血から作ったソーセージ、ジャガイモ、豚肉を煮込んだ料理。
イメリスマリャプーロ(Imellysmarjapuuro)
カイヌー県の名物料理で、柔らかくなるまで茹でて潰したジャガイモに、ライ麦粉とリンゴンベリーやブルーベリーなどのベリーを混ぜたお粥。
ナウリスプーロ(Naurispuuro)
カイヌー県の名物料理で、皮をむいたカブや大麦粉、ミルクなどを使ったお粥。お粥の真ん中にはバターがトッピングされる。
カンプス(Kampsu)
カイヌー県の名物料理で、水、血液、大麦、ライ麦、小麦粉、バター、塩、玉ねぎ、オールスパイスから作られるパン。バターやマッシュポテトと一緒に食べられる。
アヴォクッコ(Avokukko)
カイヌー県の名物料理で、小麦とライ麦の生地にムイックを重ねて焼いたパイ。味付けは塩のみで非常にシンプルな料理。
ロンットネン(Rönttönen)
カイヌー県の名物料理で、大麦またはライ麦の生地に、甘く煮たジャガイモとリンゴンベリーやブルーベリーなどのベリー類を詰めたパイ。
カンパニス(Kampanisu)
ラッピ県の南部ペラポーヨラの名物で、櫛のような形をした伝統的な焼き菓子。小麦粉、バター、バターミルクや牛乳を使用して作られている。
ユハンヌシュースト(Juhannusjuusto)
北ポフヤンマー県の名物で、夏至の時期の定番デザート。チーズを赤みがかったホエーに浮かべた料理で、通常はデザートとして冷やして食べられる。
レイパユーストのクリームソース(Kermassa haudutettu leipäjuusto)
ラッピ県の名物料理で、温めたレイパユーストをシナモン入りのクリームに浮かべたデザート。クラウドベリーのジャムが添えられる。
ユーストレイパ・ヤ・カハヴィ(Juustoleipä ja kahvi)
ラッピ県名物であるチーズ「レイパユースト」をさいころ状に切り、熱いコーヒーに入れたドリンク。コーヒーにはミルクやクリーム、砂糖などが加えられることもある。
フィンランド東部の郷土料理一覧(全3皿)
北カルヤラ県:湖沼と森林の多い土地柄で、ロシアとつながりが深い地域。
北サヴォ県:湖沼の多い土地柄で、カラクッコが有名。
南サヴォ県:湖沼の多い土地柄で、サイマー湖が特に有名。
ロシアや他の少数民族の影響を強く受けており、数多くある湖で採れる淡水魚や肉もよく使用されます。スパイスを使わずに調理するという伝統があったため今でも一部にその影響が残っています。
カラクッコ(Kalakukko)
薄切りにした豚ばら肉と魚を段々に重ねてからライ麦粉で練り上げた生地で包み込み、じっくり焼き上げたオーブン料理。サヴォ地方にあるクオピオ由来の郷土料理。
リンップ(Limppu)
長期保存できるように作られた丸くて球根状の形をしたライ麦パン。色が濃く酸味があり、密度が高い点が特徴。口当たりは柔らかく、簡単にかみ切れる。
カレリアンピーラッカ(Karjalanpiirakka)
薄い無発酵のパイ生地の中に米粥や大麦の粒、マッシュポテト、野菜などが入っているカレリア地方発祥の伝統的なペイストリー。
フィンランド西部の郷土料理一覧(全1皿)
南ポフヤンマー県:
中部ポフヤンマー県:
ポフヤンマー県:
ピルカンマー県:
中央スオミ県:
サタクンタ県:
南西スオミ県:
スウェーデン文化の影響を一部受けています。フィンランドで最初にチーズとソーセージの製造を始めた地域のため酪農が盛んで、乳製品やバターを使う料理が多いです。野菜やマッシュルームもよく使われます。
ルイスレイカレイパ(Ruisreikäleipä)
真ん中に穴が開いた平らなライ麦粉パン。キッチンの天井の柱に通して熟成と乾燥をされていたことから、ドーナツの様な形状となっている。「レイカレイパ」とも呼ばれる。
フィンランド南部の郷土料理一覧(全3皿)
南カルヤラ県:
パイヤト=ハメ県:
カンタ=ハメ県:
ウーシマー県:
キュメンラークソ県:
オーランド自治県:
バルト海に面しているため、新鮮な魚介類が豊富であることが特徴です。都会的な食文化が発達し、モダンなフィンランド料理も多いです。

イメレティ・ペルナラーティッコ(Imelletty perunalaatikko)
パイヤト=ハメ県などの名物として知られているじゃがいものデザート。ピューレにしたジャガイモを小麦粉と混ぜ、室温に置いておくことで甘くして食べられる。
ホツィ(Hotsi)
ハメーンリンナ地方で食べられている、太めのソーセージ「レンキマッカラ」をドーナツ生地のペイストリーで挟んだホットドッグの一種。ケチャップやマスタードをかけて食べる。
ポリライネン(Porilainen)
トーストした白パンで豚肉の平たいソーセージを挟み、みじん切りのピクルスやタマネギ、マスタード、ケチャップなどを加えたサンドイッチ。


