ラスグッラとは?歴史・レシピ・豆知識を徹底解説!

ラスグッラとは アジア料理

ラスグッラ(রসগোল্লা)とは、チーズとセモリナ粉の生地を甘いシロップで煮た、特に東インドで親しまれているデザートです。

ラスグッラの概要

名前の由来:甘いボールであることから
「ラス」はベンガル語で甘い液体 + 「グッラ」はベンガル語で「ボール」

ラスグッラは、インドで親しまれている、チーズとセモリナ粉のデザートです。インドを代表する伝統的なスイーツの一つで、「スイーツの王様」と呼ばれることもあります。特に東インドの西ベンガル州は発祥の地として知られており、近隣のオディシャ州でも非常に人気があります。

白くて柔らかい球状のスイーツで、主に「チャナー」という牛乳から作ったフレッシュチーズとセモリナ粉を混ぜて練り、ボール状にして煮込んでから甘い砂糖シロップに浸すことで作られます。その味わいは、しっとりとした口当たりと、シロップの甘さが特徴で、暑い気候の中で冷やして食べると特に美味しいデザートです。

近年では、ローズウォーターやカルダモンなどを加えたアレンジや、冷たく冷やしたラスグッラ、さらにはドライフルーツ入りの高級バージョンも登場し、贈答用やお祝いの場面でもよく用いられます。ベジタリアン向けスイーツとしても人気があり、インド国外の南アジアコミュニティでも愛されています。

ラスグッラの歴史

次にラスグッラの起源に迫ってみましょう。

ラスグッラの起源は、西ベンガル州とオディシャ州の間で長年にわたり議論が続いています。両州ともこのスイーツの発祥地であると主張しており、インド国内では「ラスグッラ論争」として知られるほど文化的にも誇り高いデザートです。

最もよく知られているのは、西ベンガル州ナディア地区プーリア出身のハラダン・モイラが、最初のラスグッラを作ったという説です。その後、コルカタの菓子職人ナビン・チャンドラ・ダスが、19世紀後半に現在のような柔らかくジューシーなスポンジ状のラスグッラを完成させ人気を博しました。また、彼の息子であるクリシュナ・チャンドラ・ダスが1930年代に真空パック包装を導入したことで、長期保存や全国流通、さらに輸出も可能となり、ラスグッラはインド全土に広まることとなりました。

そして別の起源説では、現在のバングラデシュのバリサル地方でも、ポルトガル統治時代に「クシルモハン」または「ラスゴラ」と呼ばれるお菓子が存在していたという記録があります。この地域では、ヒヨコ豆、牛乳、砂糖、セモリナ粉を使用して、丸く成形した甘いお菓子を作っていたとされ、これが後にヒンドゥー教徒の菓子職人を通じてインド本土に伝わったと考えられています。

ラスグッラの主な材料

ラスグッラの主な材料は以下の通りです。

ラスグッラ
  • 生地:牛乳、セモリナ粉など
  • シロップ:砂糖、ローズウォーター、カルダモンなど

ラスグッラのレシピ

以下はインドのサイトで紹介されていた、ラスグッラのレシピです。

①鍋に牛乳1リットルを入れ弱火で沸騰させます。レモン汁大さじ2を加え、牛乳が固まるまでかき混ぜ、牛乳が固まったら火を止め2分放置します。

②火を止め鍋に氷水1リットルを加えて調理を止めます。清潔な布を敷いたザルに凝固した牛乳を注ぎ、水で良く洗います。布ごと絞り水分をできるだけ取り除き1.5時間ほど吊るしてさらに水分を抜きます。

③水切りしたチーズを平らな面に置き、手のひらで滑らかになるまで5~10分ほどこねます。そのあと、均等に18等分し、それぞれを手のひらで丸めて滑らかなボールを作ります。

④大きな鍋に水4カップと、砂糖1と1/2カップを入れ、中火で砂糖が完全に溶けるまで加熱します。そしてカルダモン3粒を加えて風味を付けます。

⑤シロップが沸騰したらボールを静かに加えます。鍋に蓋をし中火で10分間煮て、ボールはシロップの中で回転し、均等に膨らむようにします。​火を弱め、さらに5分間煮続けます。

⑥火を止め、鍋の蓋をしたまま、ラスグッラを室温まで冷まします。完全に冷めたら、冷やして完成。

参照記事:Rasgulla recipe

ラスグッラのバリエーション

以下はインドのラスグッラのバリエーションです。

COMING SOON

以下は地域ごとのバリエーションです。

サフランカマラボグ(কমলাভোগ মিষ্টি)
西ベンガル州を中心に親しまれている伝統的なお菓子の一つ。「オレンジ色の供物、食べ物」という意味で、オレンジの香料やサフランが加えられた黄色く作られるラスグッラ。

カルダモンベイクド・ラスグッラ(বেকড রসগোল্লা)
ラスグッラを皿に並べ、コンデンスミルクとカルダモンを入れた牛乳で浸して焼いたラスグッラ。ベンガル料理の人気デザート。

ラスグッラに似た他国の料理

COMING SOON

同名の別料理

COMING SOON

ラスグッラの豆知識

ラスグッラ、宇宙へ!
インド宇宙研究機関(ISRO)は、2016年に予定されていた有人宇宙飛行計画「ガガニヤーン」の準備の一環として、宇宙空間でのインド人宇宙飛行士の食事に関する研究を進めました。その中で注目を集めたのが、伝統的なインドのスイーツ「ラスグッラ(ラスゴラ)」を宇宙でも楽しめるように開発された乾燥タイプのラスグッラです。ISROがこのスイーツを宇宙食に選んだことは、単に栄養や携帯性の問題を解決するだけでなく、インドの文化的アイデンティティを宇宙へと持ち込む象徴的な意味合いも持っています。この乾燥ラスグッラの開発は、宇宙空間でもインドの味を楽しめるようにすることで、宇宙飛行士たちにとって精神的な安らぎを提供するだけでなく、国民的な誇りをも体現しています。まさにラスグッラは、インド文化を代表するスイーツのひとつとして、地上から宇宙へとその存在感を広げているのです。

ラスグッラを試すなら

ラスグッラは楽天・Amazonでラスグッラが売られており、気軽に試してみることができます。

また、日本にあるインド料理屋さんでもラスグッラを食べることが可能です!

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました