アメリカ北東部料理とは、アメリカのニューイングランド地方を中心に食べられている、魚介類を使った比較的シンプルな味付けの料理が特徴です。
アメリカ北東部について
アメリカ北東部料理は、イギリス料理やネイティブアメリカン料理にルーツを持つニューイングランド料理がメインです。トウモロコシやジャガイモ、かぼちゃなどの野菜が使われ、魚介類もよく使われるのが特徴です。
アメリカ北東部料理の概要

アメリカ北東部料理は、植民地時代にヨーロッパから渡ってきた移民の伝統と、アベナキ族、ナラガンセット族、ナイアンティック族、ワバナキ族、ワンパノアグ族などの、先住民の知恵が融合して形成されました。冷涼な気候と海に囲まれた地理的特徴が、食材選びや調理法に大きく影響を与えており、海に面した地域では海産物が食卓の中心を占め、内陸部では農産物や酪農製品が豊富に使われます。
イングランド東部からの移民が初期の頃は多かったため、食文化にはイギリスの影響が色濃く残っており、英国の伝統的な家庭料理のスタイルを受け継いでいます。素朴でありながら素材の味を活かしたシンプルな調理法が特徴で、煮込み料理や蒸し料理、オーブンを使った焼き物が多いです。
また、「グラハム粉」などで知られる牧師、シルベスター・グラハムの改革により、強いスパイスを用いない調理でも知られています。アメリカ北東部は寒冷な気候のため、耐寒性がない食材は伝統的に用いられなかったことも、スパイスの使用の少なさに影響しているとされています。全体として、ニューイングランド料理はアメリカの食文化の原点の一つと言えるでしょう。
アメリカ北東部料理の地域性
アメリカ北東部料理の地域性は主に五つに分けられます。
コネチカット州
内陸部は特に、アイルランド系アメリカ人の影響を大きく受けています。南東部の料理は、地元の魚介類を多く用いたものが多いです。
メイン州
豆料理、サンドイッチなどが人気で、自然から採取された食材も多く料理に用いられます。農業が盛んな地域で、ジャガイモやブルーベリー、乳製品が頻繁に使用されます。
マサチューセッツ州・ニューハンプシャー州
歴史的に東ヨーロッパからの移住者が多かったため、東欧地域の料理も食べられています。沿岸部ではハマグリやハドックなど、魚介類が多く収穫されています。
ロードアイランド州
ポルトガル系アメリカ人の人口が多かった影響で、一部ポルトガル料理が食べられています。トウモロコシやコーヒーフレーバーのデザートが人気の地域です。
バーモント州
地元産のチーズとメープルシロップの使用が知られる地域です。他地域と比べてラム肉料理も多く食べられており、メープルシロップも生産されています。
【全5品】アメリカ北東部料理の一覧
アメリカ北東部で食べられている、アメリカ北東部料理の一覧です。
コネチカット州
(Apizza)
コネチカット州ニューヘイブンとその周辺で一般的な、石炭窯で高温で焼く薄い生地のナポリ風ピザ。
マサチューセッツ州・ニューハンプシャー州
(Boston cream pie)
パイという名前だがパイ生地ではなく、2枚のスポンジケーキでカスタードクリームを挟み、チョコレートでコーティングしたケーキ。
(Portsmouth orange cake)
ニューハンプシャー州のポーツマスに由来するデザート。オレンジ風味のクリームチーズフロスティングがかけられた伝統的なケーキ。
アメリカ北東部全土
(Baked beans)
白いインゲン豆を茹で、ソースと共に低温で長時間煮込んだ豆料理。ネイティブアメリカンが食べていた料理から生まれた。
(Anadama bread)
アメリカ・ニューイングランド地方発祥の伝統的なパン。とうもろこし粉とモラセス(糖蜜)を使うのが特徴で、ほんのり甘くて素朴な味わい。
【全1種】アメリカ北東部の飲料一覧
アメリカ北東部でよく飲まれる飲み物の一覧です。
ロードアイランド州
(Coffee milk)
ロードアイランド州発祥として知られる、コーヒーと牛乳を1:10の割合で混ぜた飲み物。甘いコーヒーシロップを用いて作られることが多い。
【全1種】代表的なアメリカ北東部料理の食材一覧
アメリカ北東部料理によく用いられる食材の一覧です。
(Cinnamon)
「スパイスの王様」と呼ばれることもある、樹皮を乾燥させて作られるスパイス。甘く温かみのある香りが特徴で、世界最古のスパイスとも言われる。
【2025年4月最新版】日本国内のアメリカ北東部料理レストラン
日本にアメリカ北東部料理レストランはありません。(2025年4月現在)
もし「アメリカ北東部料理レストラン知ってます!」「アメリカ北東部料理を提供しています!」という方がいたら、サイト問い合わせフォームよりお知らせ下さい。
参考文献
書籍
・


