北東インド料理とは、北東インドを中心に食べられている、土地ならではの素材をシンプルに調理した料理が特徴です。
北東インドについて
北東インド料理の概要

北東インド料理は、他の地域と比べて独特な気候と地理的条件を持ち、多様な民族が暮らしているため、その食文化も非常に多彩です。シンプルでありながらも力強い味わいが特徴で、発酵食品や保存食の豊富さでも知られています。これらは寒冷な気候や高湿度の影響で長期保存が必要な環境に適応したものです。また、香りの強いバスマティ米ではなく、短粒種のもち米や香りが穏やかなインディカ米が主食として好まれます。
また、北東部の料理はシンプルな調理法が多く、揚げ物や濃厚なスパイスよりも、茹でる、蒸す、煮込むといった方法が一般的です。これにより、素材の自然な風味が際立ち、食材そのものの味を楽しむことができます。これらの料理は、伝統的なインド料理と比べると油っぽさが少なく、ヘルシーなものが多いのも特徴です。
しかし、近年は都市部への移住や観光業の発展により、北東部の伝統的な食文化も少しずつ変わりつつあります。若い世代の間では、インド全土で人気のあるバターチキンやビリヤニも食卓に上るようになり、地元の料理に新しい要素が取り入れられることも増えています。それでも、北東部の各州は自らの伝統的な味わいを大切にし、その独特な食文化を守り続けています。
北東インド料理の地域性
北東インド料理の地域性は主に七つに分けられます。
アルナーチャル・プラデーシュ州
アパタニ族、チュキ族、アディ族、ニシ族が住んでいるため、部族に応じて地域内でも料理差があります。主食は米で、魚、肉、葉野菜が主に添えられます。
アッサム州
タイやミャンマー料理と類似点が見られ、保存方法としては発酵と乾燥が好まれます。非常に多種多様な新鮮な野菜や豊富な魚・肉も使われます。
マニプル州
魚が食生活に欠かせない地域で、ンガリと呼ばれる発酵魚が多く使われます。料理は季節感に富み、季節ごとに旬の野菜や調理法が用いられます。
メーガーラヤ州
3つの部族が暮らす州で、他の地域とは異なる独特の料理があります。米とスパイシーな肉料理や魚料理が主に食べられており、発酵食品なども消費されます。
ミゾラム州
ミゾラム州に住むミゾ族の料理がメインです。油の使用は少なめで野菜が多く、薄味になる傾向があります。米と共に茹でた野菜を食べることが好まれます。
ナガランド州
ミャンマーやタイなどの東南アジア諸国の料理と非常によく似たナガ料理が食べられています。乾燥肉や燻製肉が頻繁に用いられ、辛味が非常に強い料理が特徴です。
トリプラ州
州内に多く住んでいるベンガル人は、羊肉、豚肉、鶏肉を用いた肉料理を食べています。また、州内で豊富に入手できる魚が料理に用いられます。
北東インドの料理一覧(全1皿)
マニプル州
エロンバ(ইৰোম্বা)
にんにくやジャガイモなどの野菜と、唐辛子などのスパイスやハーブ、発酵させた魚介類であるンガリなどを煮込んだチャツネの一種。
北東インドの飲料一覧(全1杯)
チュアック(चुआक)
トリプラ州で伝統的な米を水で発酵させて作られるビール。儀式などにも用いられ、村の長老たちにもささげられる。
北東インド料理の食材一覧
北東インド料理によく用いられる食材の一覧です。
「スパイスの王様」と呼ばれることもある、樹皮を乾燥させて作られるスパイス。甘く温かみのある香りが特徴で、世界最古のスパイスとも言われる。
日本国内の北東インド料理レストラン
日本に北東インド料理レストランはありません。(2025年4月現在)
もし「北東インド料理レストラン知ってます!」「北東インド料理を提供しています!」という方がいたら、サイト問い合わせフォームよりお知らせ下さい。


