カンノーリ(cannoli)とは、サクサクとした円筒型のパイ生地にクリームや具材を詰めた、イタリアで親しまれているペイストリーです。
カンノーリの概要
名前の由来:筒の様な形のお菓子であることから
「カンナ」はラテン語で小さな筒
カンノーリは、イタリアの特にシチリア島で親しまれている、羊のリコッタチーズを生地に詰め込んだペイストリーです。一般的に長い筒状の形をしており、その中に風味付けしたリコッタチーズのクリームを詰めて作られます。このクリームは通常、リコッタチーズの他、チョコレートチップやピスタチオ、オレンジピールなどが使われています。また、外側にはカカオパウダーや砂糖をふりかけることもあり、トッピングも様々なのでビジュアルにも華やかさがあります。
このお菓子は特に発祥の地シチリア島で非常に人気があり、シチリアの伝統的なケーキ屋では、代々受け継がれたレシピを使って作られることが多いです。また、カンノーロはシチリアの祭りや祝祭、家庭の集まりなどでも頻繁に提供されるデザートであり、シチリア人にとっては家庭的でありながら特別な意味を持つ菓子です。
カンノーリの歴史

次にカンノーリの起源に迫ってみましょう。
カンノーリの起源は、イタリアのシチリア島にあります。シチリアは、地理的にアフリカ、アラビア、ヨーロッパの交差点に位置しており、長い歴史を通じて多くの文化的影響を受けてきました。このため、シチリアの料理にはアラブ、ノルマン、フランス、スペインなどの多様な影響が見られ、カンノーリもその一例です。
シチリアには9世紀から11世紀にかけてアラブ人が支配しており、彼らは砂糖、ナッツ、スパイスを使ったスイーツをシチリアに持ち込みました。この影響を受けて、シチリアではさまざまな甘い料理が発展しました。一説では、カンノーリは修道院で発展したとされており、宗教的な儀式のために作られた特別なデザートであるという説が濃厚です。
カンノーリは、20世紀に入ってからも非常に人気があり、現在ではシチリアの代表的なデザートとして世界中で愛されています。中に詰められるリコッタチーズの種類やトッピングは地域や店によって異なり、シチリア島の各地で個性豊かなカンノーリが作られています。
カンノーリの主な材料
カンノーリの主な材料は以下の通りです。
カンノーリのレシピ
以下はイタリアのサイトで紹介されていた、カンノーリのレシピです。
カンノーリ
Ingredients
- 400 g 小麦粉
- 75 g ラード
- 37.5 g 砂糖
- 50 ml 白ワイン
- 2 個 卵
- 15 g ダークチョコレート
- 30 g オレンジピール
- 125 g リコッタチーズ
- 12.5 g 粉砂糖
Instructions
- 作業台に小麦粉を置き、中央にくぼみを作ります。ラード、砂糖、白ワイン、卵をくぼみに入れ、均一になるまで捏ねて1時間休ませます。
- 麺棒で生地を伸ばして薄い土台を作り直径10cmの円盤状に切ります。生地を、油を塗った長さ 12 cm の竹製またはブリキ製の円筒形容器の上に広げます。
- 鍋にたっぷりの油を熱し、生地を入れた円筒形容器をその中に浸し、黄金色になったらすぐに取り出し、冷まします。
- 型から生地を取り出したら、リコッタチーズと粉砂糖を泡立ててリコッタクリームを作ります。
- クリームにすりおろしたチョコレートと刻んだオレンジピールを加え、生地に詰め込んだら、完成。
カンノーリのバリエーション
以下はイタリアのカンノーリのバリエーションです。
カンノリーニ(Cannolini)
一口サイズのカンノーリ。外側の揚げた筒状のシェルはそのままに、サイズが一口サイズに近く、フィンガーフードとして人気。
カンノーロ・サラート(Cannolo salato)
外側のシェルは伝統のまま揚げたものを使いながらも、中身にはリコッタチーズと塩やハーブ、サーモン、パテ、プロシュートなどが使われたカンノーリ。
以下は地域ごとのバリエーションです。
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カンノーリの豆知識
幸せの巨大カンノーリ
2022年9月11日、イタリア・カルタニッセッタで全長21メートル43センチの巨大カンノーリが作られ、製作には羊乳のリコッタと砂糖あわせて約700kg、そして多くのシチリアのパティシエたちが関わりました。
このカンノーロは、2024年1月22日にロンドンのギネス・ワールド・レコーズにより正式に世界最長として認定されました!
カンノーリを試すなら
カンノーリは楽天・Amazonでカンノーリが売られており、気軽に試してみることができます。
また、日本にあるイタリア料理屋さんでもカンノーリを食べることが可能です!






